ジェミニ9-Aについて

宇宙への道

合同会社尽星の谷です。久しぶりの投稿です。

今回は過去の打ち上げ実績から「こういうときにSpaceEyeがあったらよかったのに」という事例を紹介します。

1966年にNASAからジェミニ9-Aという宇宙船が打ち上げられました。

ドッキング技術の実証のため、まず標的機を打ち上げ、その後有人の機体がランデブー、ドッキングする予定でした。

しかし標的機打ち上げのあと、ドッキング部分のシュラウドが開いていないことがテレメトリでわかるのですが、なぜ開いていないのか、どうやったら開くのかなどそれ以上の状況がわかりません。

後で有人宇宙船でランデブーしたところ、シュラウドを止めていたバンドが止まったままでワニの口のような状態でした。

クレジット:NASA

宇宙飛行士の手でシュラウドを開ける案も提案されましたが、危険すぎるとの判断でドッキングは中止。その他の作業を行って地球に帰還しました。

弊社が提供しようとしている軌道上撮影サービスがあれば、打ち上げ前に上記のような目視画像を提供でき、対策を講じたうえで有人打ち上げができたのではないかと思っています。
https://jinsei.space/space-eye/

人工衛星の状態を把握するために、テレメトリだけではなく目視画像によってさらにわかりやすい状況把握が可能となります。

これからの宇宙開発時代の同様な事例に対応できるよう、サービス開発していきます。

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